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森 貴正; 中川 正幸
Journal of Nuclear Science and Technology, 29(11), p.1061 - 1073, 1992/11
厚さ3mの鉄平板体系中の14MeV中性子深層透過計算ベンチマークをJENDL-3およびENDF/B-IVとベクトル化連続エネルギーモンテカルロコードMVPを用いて行った。さらに多群計算も行い結果を比較した。鉄平板中のいくつかの位置における中性子スペクトルと平均断面積の参照解が得られた。これらはMVPコードによる高速計算によって高い統計精度で評価できた。JENDL-3とENDF/B-IVの比較では共鳴領域の中性子束に最大1桁の差異がみられた。295群および125群のJSSTDL/J3ライブラリーによる多群計算は断面積の谷でのストリーミング効果を過小評価し、その結果3mの位置では24keV以上の中性子束に対して連続エネルギー法と比較して2桁以上の過小評価となった。平均断面積の空間依存性を考慮することによってこの過小評価は約1桁まで減少した。しかし、多群法によってストリーミング効果を正確に評価するのはかなり困難であることが明らかになった。
小幡 行雄
固体物理, 8(11), p.585 - 590, 1973/11
磁性イオンと格子振動との相互作用は、稀土類やアクチナイト迄イオンの場合は電子軌道-格子相互作用により直接に、鉄陰イオンや常磁性色中心などの場合はさらに、スピン軌道相互作用を媒体としてひきおこされる。この相互作用が基本的役割りを演ずる現象として、常磁性軽減現象(Paramagnetic Relaxation)、常磁性超音波吸収(Acoustic Paramagnetic Resonance)、さらにJahn-Tellen効果などがある。この誌上セミナーでは数回にわたって以上のトピックスについて解説する。